当社のリチウム資産

私たちは持続可能なリチウム製品を世界中に生産し、提供しています

操業資産と開発プロジェクトの両方で構成される当社の多様で比類のないリチウム資産ポートフォリオは、広大なグローバルリーチ、規模、製品の柔軟性を提供しています。また、アルゼンチン（グリーンフィールドとブラウンフィールド）とカナダ（グリーンフィールド）で複数の開発プロジェクトを進行中で、生産能力を高め、世界中の顧客のニーズに応える能力を高めています。米国では、次世代電池技術の中核部品である高純度リチウム金属について、西半球で唯一の鉱山から金属までの一貫生産施設を運営しています。

アルゼンチン、カタマルカ州

ムエルト塩湖

100％所有
炭酸リチウム / 塩化リチウム
営業／継続的拡大

ホンブレ・ムエルト岩塩は、高品質のリチウムかん水の供給源である。当社は1997年からこの地で生産を行っており、拡張計画も進行中である。サラ・デル・ホンブレ・ムエルトは、アルゼンチン北西部、カタマルカ州北東部、サルタ州との州境に位置し、ブエノスアイレスから北西に約1300キロ離れた場所にある。リベントのアルゼンチン事業子会社であるMinera del Altiplano S.A.（MdA）が、同鉱区と関連施設を所有・運営している。

この資源は非常に高品位のリチウム塩水であり、過去の生産量は>740 mg/L (605ppm)で、変動は非常に小さい。また、その規模は非常に大きく、（全体として）約600平方キロメートルに及び、深度は地下900メートル以上に及ぶ可能性がある。現在の生産量は40メートル以下には達しておらず、推定資源量は200メートルにしか達していない。私たちは、リチウム塩水を濃縮するために独自の直接リチウム抽出法（DLE）を採用しています。この技術は、転換を迅速化し、土地の使用を削減するもので、その結果、持続可能性に優れたものとなります。濃縮された塩水は、下流のリチウム生産の原料として使用される。2023年現在、リベントは18,000トンの炭酸リチウム生産能力を有し、9,000トンの塩化リチウム生産能力を、少し離れたサルタ州のグエメス工場に有している。この高純度塩化リチウムは、主にその他スペシャリティーズ事業の原料として使用される。当社は、炭酸リチウムの生産能力を10年後までに年間10万トンに増強するため、いくつかの段階的拡張を進めている。最初の拡張は2024年に完了する予定で、炭酸リチウムの生産能力はおよそ4万トンになる。

アルゼンチン、フフイ州

オラロス

66.5% 所有権
炭酸リチウム
営業／継続的拡大

2014年以来、当社のかん水ベースのリチウム施設は世界の顧客に炭酸リチウムを供給しており、世界最大級のリチウム蒸発池を生産している。

アルゼンチン、カタマルカ州

サル・デ・ヴィダ

100％所有
炭酸リチウム
開発中

サル・デ・ビーダは、当社のホンブレ・ムエルト塩田から10km圏内に位置し、高品質のかん水化学を有する世界的に競争力のあるプロジェクトである。

アルゼンチン、フフイ州

カウチャリ

100％所有
炭酸リチウム
開発前

信頼できる新たな成長・開発能力を追加するため、2020年4月にカウチャリを買収した。近隣のオラロスと化学的性質が類似しているため、2つのサイト間で互換性のある効率的な開発と加工が可能になる。

炭酸リチウムから水酸化リチウムへの変換

当社は世界各地に水酸化リチウム生産資産を有しており、それらはアルゼンチン産の炭酸リチウムを原料としている。米国、日本、中国に生産能力がある。

米国

ベッセマーシティ

100％所有
15,000トン
生産と試運転

2022年後半に5,000トンの拡張工事を完了し、米国最大の水酸化リチウム生産量を維持。

中国

如皋と浙江省

独占受託製造
30,000トン
生産と試運転

2023年後半に浙江省の新拠点で15,000トンの拡張工事を完了し、同国の生産能力を倍増。

日本

楢葉町

75% 所有
10,000トン
コミッショニング

パートナーである豊田通商株式会社とのジョイントベンチャーにより75％の経済権益を取得し、2023年に完成。一次グレードの炭酸リチウム原料を精製されたバッテリーグレードの水酸化リチウムに変換するよう設計された、日本初のリチウム製造所。

カナダ、ケベック州

Nemaska リチウム

50%出資
スポジュメンから水酸化リチウムへ
開発中

ネマスカ・リチウムは、ケベック州にあるスポジュメンから水酸化リチウムまでの一貫開発プロジェクトで、北米と欧州で増大するリチウム需要に対応する戦略的立地にある。当社はネマスカ・リチウムに50％出資しており、残りの50％はケベック州政府の投資部門であるインベストメント・ケベックが所有している。当社はネマスカ・リチウム社に対し、技術的・商業的専門知識だけでなく操業支援も提供しており、同社に代わって販売・マーケティング活動を行うよう任命されている。

米国、英国、中国

ブチルリチウム

100％所有
営業

当社のノースカロライナ州ベッセマーシティ、英国ブロムバラ、中国張家港の各工場は、ポリマーおよび製薬市場向けのブチルリチウムおよび有機金属化合物の世界的なニーズに対応しています。当社は、米国、英国、中国で合計3,265トンの生産能力を有し、世界のブチルリチウム市場をリードしている。米国と英国の工場はいずれも操業開始から40年以上が経過しています。地域ネットワークと強力な技術サポート能力により、多くの長年の顧客との関係を築いています。垂直統合型の生産者として、ギュメスからの低コストの塩化リチウムが生産の主要原料となっています。

米国

リチウム金属他

100％所有
営業

ノースカロライナ州ベッセマーシティ工場では、高純度リチウム金属、特殊有機物、その他いくつかの無機製品を生産している。当社は高純度金属市場のリーダーであり、生産能力は250トンで、西半球では唯一の生産者である。垂直統合型の生産者として、ギュメスからの低コストの塩化リチウムが生産の主要原料となっている。現在は主に合金電池や非充電式電池の用途に使用されていますが、リチウムイオン電池技術（特に固体電池）の進歩に伴い、リチウム金属には将来大きな成長の可能性があります。これは当社の研究開発努力の重点分野である。

米国

LIOVIX®

100％所有
開発中

ノースカロライナ州にあるCLEARラボから、リチウムイオン電池の性能を向上させ、製造コストを削減し、次世代の電池技術を可能にする、リチウム金属とその他の特殊材料のユニークな印刷可能な配合であるLIOVIX®を発表しました。

もっと詳しく知る

西オーストラリア州

キャットリン山

100％所有
スポジュメン精鉱
営業

私たちは、マウント・キャットリンで高品質のスポジュメン精鉱を生産しており、この精鉱は世界のリチウムサプライチェーンにおいて適格である。この鉱山は、世界有数の鉱区に位置し、成熟した安定した操業を行っている。

カナダ、ケベック州

Galaxy

100％所有
スポジュメン精鉱
開発中

ギャラクシー・プロジェクトは、ケベック州北部に位置する持続可能な硬岩採掘事業である。このプロジェクトでは、再生可能エネルギーを最大限に利用し、キャトリン山での操業で培ったスポジュメンの専門知識を活用する。ギャラクシー・プロジェクトは、ワブチのネマスカ・スポジュメン事業から100km圏内にあり、ベカンクール（ネマスカ・リチウムの50％所有）のリチウム生産能力拡張に伴い、この原料を統合・転換できる可能性がある。